マスコミからの攻撃と医療崩壊

医療現場の方ありがとう!に違和感

人間とはつくづく 危機の時にしか考えないですし
二面性があるなと思っております。

TV等でありがとう!という反面 医療従事者への差別(感染)や
医療関係者でもないコメンテーターの的外れなコメント。



世の中が回っているのは なにも 医療従事者だけではなく
様々な業種の方の努力があってのことなのに。。。

世の中で動いてくださる人みんなにありがとうなのでは?と思っています。

せめて 他人の仕事をこき下ろすことはやめようよ・と思うのであります。

私は歯科医なので 直接COVID19に関わる人間ではないと思われるかもしれませんが
人間抵抗力が落ちると 歯茎が腫れたり、かつて根の治療をしていた歯が
うずいたり
ストレスで顎や歯が痛くなる方が増えるんです。

天気の気圧の変化ですらも そうですよ。(パイロットさんにも言われます)

真っ先に「歯科は危ない」と連日報道された

朝の情報番組でも 鬼の首取ったように
「歯科は感染リスクが高い」 と連日報道されました。

さて、この事実は???

そこで掲示されていたフリップは それっぽく見せるようにできています。

そこを書いていきます

歯科は感染予防が一つの大きな仕事

歯科は直接人と近距離で接しますし、血を見ることも日常茶飯事です。
人間の体液(唾液・血液)等 粘膜から発する液体は
基本感染物として 取り扱います。

ですが、それを避けて通ることはできない仕事ですので
古くから感染予防のための対策は (おそらく医科より)
厳密にとっていました。スタンダードが違います。

ゴーグル・マスク・グローブ・一人ひとりの器具の滅菌消毒殺菌・ディスポ(廃棄)は
スタンダードです

逆に今、医療従事者以外の方がたの需要高により 現場では手に入りにくくなり
困っております。 

来院者さんへ「感染させる」のではなく従事者が「感染する」リスクが高い

ここです。ワイドショーのフリップでは単に

「感染リスクが高い業種」として歯科医・歯科衛生士がトップに上がっていました。

歯科ではCOVID19以前より HIV・肝炎などの
明らかに致死率が高い、しかも 体液を媒体とする感染を起こすものに対し
感染防御をし、自分たちも 来院者さん達も 守ってきました。

ここ何十年・HIVや肝炎のクラスターが 歯科から発生していますか?

COVID19は未知のウィルスですが、
現状できうる限りの感染防御態勢がとられていたのは歯科です。

予約診療で患者さんが重ならないようにし、
患者さん毎に場所を清掃し 準備をする事は 
患者さん方へは見えていないことですが 歯科では当たり前です。
もちろん グローブを着けて患者さんへ施術し、廃棄です。
使った器具は滅菌。  そこへマンパワーが使われるので
何人ものスタッフが必要になるのです。

連日のネガキャンで心が折れる先生方も多い

歯科は危ない! ということで SNS等に不要な
本当に医療人?と思うような酷い書き込みが多くあります。

匿名ですので 誰が何者にもなれる世界です。

もしかしたら 歯科医に恨みがある人が 
ここぞとばかりに関係者風に書き込みをしているかもしれませんが

@私は中の人間なので知ってるけど。。。風に書いている人を 鵜呑みにする人も多いです

一人ひとり患者さんの症状や状態は違いますので

緊急度が高いものもあります。

@家で子供が遊んでいておもちゃで歯を折った
@かぶせ物が取れた
@スマホを寝ながらみていたら顔に落ちてきて歯が折れた・・・
@家で硬いものを噛んだら歯が割れた
@高齢者の口腔衛生状態が悪くなり、歯肉が腫れ始めた
@入れ歯が壊れて食事がとれない

みなさん 歯科をネガキャンしますが
こういう方々の事を考えたりするのでしょうか?

一般の医療機関は「国から補助をもらっていません」公務員でもありません

ネガキャンにより 診療控えが増えた時でも
医院は維持をしなければなりません。
勘違いしている方が多いのですが 「医療機関は公務員ではありません」

国からの補助などはいただいておりませんが
「保険証をつかえば 国からお金もらえるんでしょう?」という勘違いも多いです

実は 皆さんが安く医療を受けられるのは

窓口3割の支払い で 7割は医療機関が据え置きで後から査定されて
国から支払われるだけで

本来 パン屋さんが 100円のパンを 100円もらえるところを
30円しか支払われないで 2か月後に70円あげます。

しかも原材料費などを考えないで国が一律
「メロンパン50円・食パン30円」レベルに金額を設定しています。

世界水準で言えば本来 メロンパン500円 食パン1斤300円くらい。

という仕組みなだけです。




国の保険料はもちろん全国民から徴収されていて

相互扶助(お互いに助け合う)という概念で

医療にかからない健康な人の徴収金も 医療を受けた人に使われているのです。

それを 「査定」して請求から支払うのが国なだけで 

医療機関は 本来の仕事の対価を 後払いで国から支払われるだけです。

それも、、世界一と言っていいほど(先進国ではありえないほど)の
安い金額で請け負わされています

その 医療機関の努力によってなんとか支えてこれた日本の医療が

もう一つの側面で 崩壊しそうです

あがめなくていい・余計なネガキャンしないで

この一言です。

SNS等でも よく発信するときには 考えてください

自分の何気ない一言が  医療人の心を折り

「なら・・・辞めよう」とまで思われたら・・・・


既に医療崩壊を起こした 産婦人科のように

@出産は当たり前に安全ではないのに、妊婦さん達やマスコミで叩かれて
産婦人科になる医師が減り、 現状 出産するのに大変な状況になっていますよね?

自分が大変になった時に 対応してくれる医院が無くなる・・・

この危機感をもう少し考えて欲しいです。

ですので 

「ありがとう!」という言葉を取ってつけたようにするより

もっと 隣の人を大切にしてください。

不要不急の外出とか  自分の不安で他人を不安に陥れるとか

そういう事が、 大きく日本を混乱させます。

自分はちゃんとやっている とも考えすぎないで

人間 抑制しすぎると していない他人を攻撃し始めます。

自分はちゃんとやってるのに!アイツはしていない!

自粛警察とも呼ばれますね。

こういう 怒りもまた 社会悪です。

フラットに・冷静に

いち医療人として  こころよりお願い申し上げます。





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