動物が幸せになれますように。

私と愛犬との出会いはペットショップでした。
前に飼っていた犬は 近所で生まれた子犬をもらって14年飼いました。

今の犬を飼う時、@本当に十数年飼えるか
        @愛情を持ち続けられるか
        @どんな性格の子でも面倒をみたいのか
        @病気になったとき放棄しないか
あまりに基本なのですが、この問いを何回も繰り返しました。

何故急に犬を飼いたくなったのかはおそらく今の犬に出会うタイミングだったのだと思うのですが、
しばらくは 前の犬への 可哀想な事をしたという感情から
私は犬を飼ってはいけないのだと思っていました。

私の子供の頃は、犬=外で飼う番犬。 エサはご飯の残り。
庭を走れるように 棒に長いワイヤーを付け、滑車をつけたリードに繋いで
飼っていました。
とても賢い犬だったのですが、ある日 隙間から逃げ出し電車に轢かれました。
早朝の瀕死の状態。当時国鉄の方が 道端の雑草を捨てる場所に
放置していたと たまたま草刈をしていて 保護してくださった方に聞きました。
国鉄の職員さんからすれば 仕事のひとつですし、こちらがご迷惑をおかけしてしまったと思っています。

保護してくださった方は 動物愛護協会に即連絡し、手術をしてくれました。
背中を48針縫う大怪我だったのですが、一命はとり止めてくれました。

犬を探して、保健所や、散歩道、近所の人に声をかけて、
犬の札から動物愛護協会から連絡が入ったと 、確かそう記憶しています。

電話口で、「電車に轢かれていた。片足がちぎれている。瀕死の状態だ。」と
聞き、 泣きながら急いで迎えに行きました。

愛護協会では 保護している犬やネコが沢山檻の中にいて、
人間が通るたびに 自分をアピールするためなのか 吠えまくります。
その子たちを左手に見て、 犬を引き取りに向かいました。
犬は電話での様子よりも 症状は軽く、足はしばらくビッコをひいていましたが
爪を弾かれただけだったようで その後は歩けるようになりました。

その時に 愛護協会という存在を初めて知りました。

その後、夏場だったので 運悪く傷口から中が化膿し、
動物病院で、「毎日 皮と肉の間を消毒液で拭いてあげてください。」といわれ
大量の消毒液をもらいました。

小学校3年生の私は、おそるおそる犬の縫合している糸を48本抜糸し、
血膿の流れるぱっくり裂けた背中の皮を開いて、間に液を流し込み、
割り箸に綿をつけた長い綿棒で中をぬぐいました。
怖かったのは正直ありましたし、当初はとまどいましたが
毎日拭き続けました。
最初は痛がって噛もうとした(かむ事はなかった犬が)犬でしたが
自分のされていることを理解し、協力的におとなしくしていてくれました。
きっと痛かったでしょう。

しばらく続けると、除々に傷口が浅くなり、新しい毛も生えてきて
膿がなくなってきました。

その後、長く生き続けたのですが、子供の愛情の注ぎ方だったので
今から思うと、とても可哀想な扱いをしていたと思います。

その 苦い経験から、自分は犬を飼ってはいけないと思っていましたが
急に犬を飼いたいと強く思い、しばらく葛藤していました。
里親さがしで飼いたいとも思ったのですが、状況が適合しません。
そして、4~5軒見に行き、ネットでも探したところ
一匹の犬に目が留まりました。

2回見に行き、 やはりこの子だ!と思ったのですが、決心が付かず、
途中イスタンブールに行く事になり、帰った時にまだ居たら 飼おうと
覗くと、 居ました。 そこですぐに買って帰りました。

最初は昔の記憶から 不安だらけでしたが、
今では すばらしいパートナーとなり、あの時決断してよかったと思っています。

しかし、今の犬を可愛く思うにつれ、あの愛護協会での悲しげな犬たちの目が
忘れられず、里親探しのページを開き、心を痛めるようになりました。

自分はペットショップから購入した。でも、それが 動物愛護の点からすると
必ずしも良いことではないという事も、理解しました。
それ以来、小さなゲージに入って愛想を振りまいている犬やネコを
見ることが辛くなってきて、大型のペットショップへは入れなかったのですが
今日、エサを買うために、久しぶりに入りました。
そして、ガラス越しに、値段が下げられて 体も大きくなってしまった犬たちをみたとき、目頭が熱くなってしまいました。

この子たちは売れ残ったら どうなるのだろう。
どうなるかは わかりきっているのです。でも、考えたくない。直視できない。
しかし、この現実、もしこれが人間の子供であったらどうするのか。
考えなくてはいけない。

うちの子も、赤ん坊のときに母親から引き離され、流通に乗ったのでしょう。
その時に、業者の手が暖かかったかどうかは わかりません。
今では抱っこをせがみ、抱くとしっかりと体を寄せてくる子ですが、
どんな気持ちだったのだろうと思うと、悲しくなります。そして責任を感じます。

自分の出来る事はなんだろうと思い、愛護協会が資金を得るため
バザーで売るものを募集しているとHPでみて、うちにある頂いた詰め合わせなどをそこに持っていこうと思っています。

そして、時間があればボランティアで協力したいと思っています。
掃除、散歩。  今の犬からもらっている 愛情のお返しをしたいです。

今の犬を可愛がる時、前の犬への謝罪の気持ちがわいてきます。

ある日の夢の中で、前犬が出てきて、「僕のことは可愛いと思ってた?」と
聞かれました。 私は泣きながら
「思ってたよ。でも自分も子供過ぎてどう愛情をかけていいのかわからずに 
ごめんね ごめんね」と繰り返しました。
そうしたら、しばらく黙っていた犬が、「今の犬、僕だから」と言って
す~っと消えて行きました。

少しでも心を痛めた動物が おだやかに暮らす環境にいられるようになりますよう
こころから 祈って、考え、事実を知り、実際 行動を起こしたいです。

こういう風に思わせてくれた
前犬 コロ。今犬マイロ。有難う。

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