彷徨う魂

時々、向こう側からの意識が入ってきます。
追体験のような。。。

昔 まだ日本人が蓑を着ているような時代。
山奥の山小屋で夫婦が暮らしていました。

ある日 隣の(とはいってもかなり離れている)
人柄は良いけど少し頭の不自由な男の人がその家に しとめたウサギを持ってきた。「これあげるだ。」 ただそれだけだった。

奥さんが2階(蚕小屋のようなつくり)から降りてきて
対応しているときに だんなさんが起きて 二人のしゃべり声を聞き、

「何しに来た!? 二人 できてるのか?」と銃をもって降りてきた。

奥さんは「誤解だよ。ウサギもってきてくれただよ」と説明しても
だんなの怒りは収まらず、 男もしどろもどろ。

そして 銃をもっただんなの姿におびえていた奥さんが
何かの拍子に 足がつまづき 「ギャ」っと声を上げたとたん
だんなが男を撃ち殺してしまった。

小屋から急いで飛び出て、雪の積もる中、長い長い時間 木戸を二人で
泣いて震えながら押さえつづけていたという姿が見えた。

その男の老いた母親が心配になり 尋ねてきても 知らないと嘘をついてしまったと。。。
途中ウチに寄って山に狩りに行くって言ってたから、、道に迷ったのかもしれないと付け加えて。

そして、二人とも頭を垂れながら、自分達はあの世にいけるんだろうか。。と
こんな事してしまって、と涙ながらに 話しています。
もうすでに死んでいるのに。 おそらく100年は経っているでしょう。

こちらもその話を聞いて、「もうすでに亡くなって100年以上は経っている。
殺人事件でも日本では刑期100年はないでしょう。 だから
このことを肝に銘じて。すでにこの世で彷徨い続けながら悩み苦しんだでしょう。」というと、 二人とも「聞いてもらえて、ありがとうございます」と
深々と丁寧にお辞儀をしてす~~っと光って消えて行きました。

心情を他人に吐露する事だけでも あちらへ行くスタートになるんだと
そして こういう事を起こしてしまった人たちは
何百年経っても その場で同じ気持ちでまるでビデオの再生 巻き戻しを
繰り返すように 彷徨いつづけるのだと 知りました。

ご冥福を祈ります。合掌。

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