医療人として・医療崩壊について考えた。

産婦人科縮小で出産ができないとか、
救急車たらいまわしとか、世の中の医療現場、、荒れてますね。

でも、よくよく見てみると 臨月まで定期健診していなくて
出産直前に救急車呼ぶとか、
重症患者さんが運ばれて、救急で対応しても亡くなってしまった後
遺族から多額の慰謝料を請求とか、
まあ、、いろいろな事情があるわけです。

あの、、これは私がもし医療人としてではなくの意見で、
マスコミで流されている書き方をそのまま受けてしまうと
え~そんなことあるんだ~ときっとがっかりするのは当然だと思います。
ただ「たとえ医者の仕事としても赤の他人が自分の親族のために処置をしてくれた」ことに対して、少なからず感謝こそすれ文句たれることは 
あまり考えたことなかったです。

医療従事者はいつも 戦場で言えば最前線にいるようなもの。
周囲は負傷したひとや、亡くなりかけている人、病気の人
手当てを必要とする人たちを常に相手しています。健常者は検診くらい。
痛みや苦しみを持ってやってくる人達を 何とか楽にさせてあげられないかどうか
考えながら仕事をしています。

医療は残念ながら 100%の治癒率はありえないですし、
状態が悪ければさらに回復の可能性は低くなります。
医療が進んだとはいえ、未知の世界のほうが圧倒的に多いのです。
それに、生命力、精神力という患者さんの個人差も影響します。

そこを、(もちろん、暴言医師やモンスター医師などは論外ですが) 
親族を”殺された”とか、後遺症が残ったとかで訴訟を起こそうとする
心の敷居がかなり低くなり、医師の側も病院も 自分たちの身を守ろうと
最初からあぶないものは手をだすな!風に悪循環になっています。

医師だって、訴訟で裁判に頻繁に呼ばれていれば仕事も出来ないですし、
まず、人として精神を病みます。怖いです。もう二度と患者さんを診る事は
できなくなるでしょう。 

うちも正直に書くと、開業したての頃に因縁つけられたことがあります。
☆今から思うと、きっと常習だろうな。としか思えないやりくち。
タイミングとしては開業したてはけっこう狙われやすいようで、
システムもまだしっかりしていないし、対応も慣れていないので
誠意をみせろ!とやりやすいようです。
結局 相手は逮捕されちゃいましたが、しばらくは(6年経った今でも)
電話が鳴るたびに、クレームの電話!?と心臓が痛くなる
電話恐怖症になってしまいました。
しかも、休日で対応しての出来事だったので、 裏目裏目にとられたというか
今から思うとなんでうちが文句いわれなアカンの?というくらい変な要求。

「10万で話つけるからよこせ。念書書け。こっちも書いてやるからよ」とか
「精神的苦痛」とか
「若いの連れて行ってお前の医院の前で騒いでもいいんだぞ」とか
おまけにホテルに来い!って  アタシの身体が目当てか!?と。
(お食事中の方。スミマセンデシタ;;)

ま~しつこいしつこい。 それにいろんな機関にも電話攻撃でそこにも食らいつく勢い。いったいナンでそんな昼間っから時間あるの?くらいのしつこさ。
逮捕状がでたら、さっさと姿くらましていて(というか住所もメチャクチャ)
まあ、落ち着いたかな~と思ったら1年後、忘れた頃に そいつからの電話!

「予約とりたいんだけど」

ぞ~~っとしましたね。そこまで私が何かしたの??って。
大きい病院に明日行ってくださいねって紹介状書いただけなんですけど。
「先生のこと 信頼してたのに」って。1回しか会った事ないです!!!

警察ももう一度厳重注意をしてくれたようですが、
その時「先生に謝りに行ったほうがいいでしょうか?」ですって;;;;
「二度と顔みたくないですから近寄らせないでください」って言いました。

そんなこんなで、モンスター医師 VS モンスター患者。
この試合の元締めは マスコミでございます。

お互いに不安をものすご~~~く煽られてますなあと。

コメント

  1. トミー より:

    初めまして。
    初めてコメントいたします。
    時々お邪魔させて頂いてますが、『心の敷居が低くなった』との言葉、
    最近本当に感じます。
    様々なニュースを見ても、勿論悲劇は多いのですが…
    相手にに怒りやインネンをぶつける前に、それは自分の問題として
    捉えられないかな、と言う事が多いですね。

    特に医療なんて、庶民のハシタ金を払った位で、俺が客だナンだと、
    病気を治して頂く者が言う台詞じゃございません(笑)

    お互いどうして思いやれないかな、と言う事が多い昨今ですね。

  2. aquablue(インチョ) より:

    こんにちは。
    そうですね。今は患者さんたちの お客様意識が
    強いというか、医師側も経営のことから
    患者さんってフレンドリーではなく、
    患者様って;; 気持ちの上ではそのくらいでも
    良いと思いますが、

    サービスは要求するものじゃなくて
    相手から”受ける”もの。

    それなりのサービスを要求するならば
    受ける側ももっとサーブされる真摯な態度でいるべきと、どちらの立場に立っても 心しています。

  3. ぶー子 より:

    病院で感じた事
    現在妊娠中、総合病院に通っていますが、
    ホントに色んな人がいる。
    すべの人に、平等に医療を提供しなければならない、看護婦・保健婦・お医者の方の「ストレス」を考えると、「患者もある程度、病院の体制に合わせる気持ち」が必要だと思います。
    最近の患者は「マナー」がホント悪い!!待合室で大騒ぎしたり、昔はもっと、「病院」では「患者」が謙虚な気持ちでいたはず。
    そんな人ばかりではないだろうけど、「公共の場」の荒れ方がこれから子どもを育てる私には「不安要素」であったりします。

  4. aquablue(インチョ) より:

    Unknown
    ホント マナーが出来ている人と出来ていない人の差が激しくなるばかりと感じます。
    あと、ネットで何でも情報がすぐに手に入れられるから、患者さん自身で、自分のほしい情報だけを見ていらっしゃるかたもいて、
    なかなか会話にならないときもあります。

    お互いの信頼関係なくして、医療って成り立ちにくいのになあとおもいます。。

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